7月17日(水)に発売となる AKB48 64thシングル『恋 詰んじゃった』。その音源とMVが6月24日に解禁されました。
今作のコンセプトは、 “新⽣AKB48の⾰命宣⾔、チーム全員で勝つ” 。その言葉の通り、今のAKB48の勢いが感じられる疾走感のある神曲ですね。
とはいえ、”あの頃”を彷彿とさせるようなAKBらしさもあります。
今回は、AKB48 64thシングル『恋 詰んじゃった』を掘り下げていきましょう。
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【目次】
『恋 詰んじゃった』の作曲家・井上ヨシマサはどんな曲を過去に提供した?
AKB48
制服が邪魔をする
Virgin love
シンデレラは騙されない
誰かのために -What can I do for someone?-
軽蔑していた愛情
涙売りの少女
泣きながら微笑んで
花と散れ!
僕の太陽
ビバ!ハリケーン(以上、2007年)
ヒグラシノコイ
デジャビュ
大声ダイヤモンド
生きるって素晴らしい(以上、2008年)
10年桜
命の使い道
涙サプライズ!
長い光
JK眠り姫
ハート型ウイルス
ツンデレ!
Switch
To be continued.
飛べないアゲハチョウ
RIVER(以上、2009年)
盗まれた唇
☆の向こう側
Beginner(以上、2010年)
Everyday、カチューシャ
これからWonderland(以上、2011年)
真夏のSounds good !
なんてボヘミアン
ドレミファ音痴
UZA(以上、2012年)
今度こそエクスタシー
強さと弱さの間で(以上、2013年)
今日までのメロディー
セーラーゾンビ
希望的リフレイン(以上、2014年)
ハロウィン・ナイト
さよならサーフボード
君を君を君を…(以上、2015年)
Set me free
星空を君に(以上、2016年)
サステナブル
モニカ、夜明けだ(以上、2019年)
カラコンウインク
恋 詰んじゃった(2024年)SKE48
片想いFinally(2012年)
Escape(2013年)
花占い(2017年)NMB48
カモネギックス(2013年)
Done(2023年)HKT48
メロンジュース(2013年)
Buddy(2015年)
『恋 詰んじゃった』の作曲は、井上ヨシマサさん。63th『カラコンウインク』から2作連続での表題採用となりました。
リストをご覧いただければわかる通り、これまで48グループに多数の神曲を提供し続けています。
しかもAKBにとってターニングポイントとなった楽曲も多くありますね。
まずは、歴代の井上ヨシマサさんによる神曲たちをいくつか振り返ってみましょう。
大声ダイヤモンド
『大声ダイヤモンド』は、2008年10月22日にリリースされたAKB48のメジャー10作目のシングル。ソニーからキングレコードへ移籍して初めてのシングルでした。
この楽曲を境にグループとしての方向性が大きく変化したと言われており、AKBの全盛期がここから始まったというファンの方も少なくありません。
また、井上ヨシマサさんや秋元康さん。高橋みなみさんらもこの楽曲には思い入れがある様子。
井上ヨシマサさん「AKBの存在を全国に知らしめる最初の曲」
秋元康さん「大声ダイヤモンドぐらいからメンバーと同年代の、特に若いファンが増えてきました」
高橋みなみさん「この曲あたりから、ファンの方々がどんどん増えてきてくださったような実感」
実際、オリコン週間シングルチャート最高3位を記録。初めてTOP5入りを果たしました。
RIVER
『RIVER』は、2009年10月21日にリリースされたAKB48の14作目のシングル。
前述した『大声ダイヤモンド』をはじめ、AKBは明るく元気な楽曲というイメージを覆した楽曲です。井上ヨシマサさん自身も、『大声ダイヤモンド』などより「自分らしさを出せた」と話していました。
真夏のSounds good !
『真夏のSounds good !』は2012年5月23日にリリースされたAKB48のメジャー26作目のシングル。
『RIVER』以降、『風は吹いている』や『Beginner』などかっこいい路線が増えてきていましたが、こちらは『大声ダイヤモンド』に通じるような王道系です。水着のMVも印象的ですね。
また、この楽曲で第54回日本レコード大賞を受賞。それにより、AKB48は日本レコード大賞において女性グループとして史上初となる2連覇を達成しました。
『大声ダイヤモンド』を彷彿とさせる『恋詰んじゃった』
前述したとおり、『恋 詰んじゃった』の作曲も井上ヨシマサさんです。
『大声ダイヤモンド』に通じるような疾走感があり、“新⽣AKB48”にふさわしい楽曲ですね。曲調的には『ただいま恋愛中』にも近いかもしれません。
イントロのドラムトラックがまさしくヨシマサさんという感じもしてかっこいいです!
ですがこの曲、なんと曲尺が2分台なんですね。最近はまた短い曲が多いとはいえ、表題で3分もないのは攻めてますね…!
2作連続表題は15年ぶり
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井上ヨシマサさんが48グループに神曲を多数提供してきたことをお伝えいたしましたが、ヨシマサさんが2作連続で表題を担当したのはなんと15年ぶり。『大声ダイヤモンド』『10年桜』『涙サプライズ』と3作連続での採用依頼となります。
2023年にキングレコードからユニバーサルミュージックへ移籍したAKB。リスタートのタイミングで気合が入っているのでしょう。
48グループは基本的にコンペですのでヨシマサさんがコンペに参加しなければ採用もありませんが、それでももう一度AKBを盛り上げようという熱を感じます。
日向坂46の『キツネ』と似てる?
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サビのインパクトがすごい『恋 詰んじゃった』ですが、実はとある楽曲に似てるという声もありました。
日向坂46の『キツネ』です。
『恋 詰んじゃった』のサビと聞き比べてみると確かに似ていますね。
しかし、この程度の類似はよくあることです。以前も『センチメンタルトレイン』のサビが乃木坂46『サヨナラの意味』に似てるという意見が多くありました。
他にも『#好きなんだ』と同じく乃木坂46『ガールズルール』のサビの一部が似ているという声もあります。
これはおそらくパクリではなく偶然の一致でしょう。さすがにサビメロが全部一緒とかなら別ですが、限られた音階の中でメロディーを作っていくのですから、たまたま似てしまうことがあってもおかしくないと思います。
いずれにしても『恋 詰んじゃった』が神曲であることには変わりありませんよね!
まとめ
今回は、AKB48 64thシングル『恋 詰んじゃった』について取り上げました。
これぞAKB!という曲調はAKBの強みだと思います。今後も王道系は出していってほしいですし、井上ヨシマサさんには48グループと関わっていってほしいですね!